Maple の奇妙な仕様
今年度も関西学院大学理工学部数理科学科の2年生向けにMapleを用いた演習を担当している。
Maple の入力形式には「テキスト」と「数学 (2D Math)」の2種類があるのだが、授業ではデフォルトの「数学」を用いている。掛け算を表す * の入力を忘れる学生が多く毎年苦労する。 * を省略してもエラーは出ず、(1) 省略しても Maple が正しく理解してくれる場合 (2) 省略すると違う結果になる場合がある。
(1) のケースは、たとえば 2x と入力するとMapleは 2 と x の積と理解してくれる。(2) のケースは、たとえば x(1-x) と入力すると Maple は後ろの (1-x) を無視して、x として理解する。たとえば、plot(x(1-x),x=0..1); を実行すると、2次関数のグラフではなく、直線が描かれる。
上のような経験をすると、掛け算の * をつけないといけないということが学生たちに身につかず、毎年困惑している。長年に渡ってずっとこうなので、我々の立場では不具合だが、製造元の立場では仕様だろうからどうしょうもない。研究で使う際にも気をつけなければならない。
Maple の入力形式には「テキスト」と「数学 (2D Math)」の2種類があるのだが、授業ではデフォルトの「数学」を用いている。掛け算を表す * の入力を忘れる学生が多く毎年苦労する。 * を省略してもエラーは出ず、(1) 省略しても Maple が正しく理解してくれる場合 (2) 省略すると違う結果になる場合がある。
(1) のケースは、たとえば 2x と入力するとMapleは 2 と x の積と理解してくれる。(2) のケースは、たとえば x(1-x) と入力すると Maple は後ろの (1-x) を無視して、x として理解する。たとえば、plot(x(1-x),x=0..1); を実行すると、2次関数のグラフではなく、直線が描かれる。
上のような経験をすると、掛け算の * をつけないといけないということが学生たちに身につかず、毎年困惑している。長年に渡ってずっとこうなので、我々の立場では不具合だが、製造元の立場では仕様だろうからどうしょうもない。研究で使う際にも気をつけなければならない。
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