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ラドン変換

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今年度は修士課程の大学院生が1人私の研究室に配属された。相談の上、ラドン変換を勉強することにして、最初 Helgason の Birkhauser の本を少し読んだ後、最近になってより易しいと思われる S.R. Deans, ''The Radon transform and some of its applications", Dover, 2007 の第2章から読み始めた。(第1章はラドン変換の応用について概説されている。) 英語の数学の本を読むのは、学生にとって大学院に進学して初めての経験であるため、一文一文の意味がとれず大変苦労している。

関西学院大学では英語教育を重視しており、学生は大学院に入学後も、合格認定されていない英語の院試の追試験を受けなければいけない。ラドン変換については日本語の文献が非常に乏しいという止むを得ない事情もあり、英語の勉強も兼ねて、粘り強く取り組んで欲しいと思う。私も協力して読み進んでいきたい。
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テーマ : 数学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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示野信一

Author:示野信一
関西学院大学理工学部数理科学科
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