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数学会

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東京理科大学で開催された日本数学会に参加してきた。写真は昨日帰りの新幹線の窓から撮った富士山。行きは半分雲がかかっていたが、帰りは快晴で見事な眺めだった。

先日書いた、「祝・卒業」を読んだと、この春岡山理科大学を卒業した学生からメールをもらった。もうすぐ新年度、卒業した人は新たな門出のとき、我々も新入生を迎える。私も新たな気持ちで臨む所存である。
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表現論シンポジウム

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今週は、和歌山県日高郡みなべ町で開催された表現論シンポジウムに参加していた。、私は「表現論」という数学の研究分野のグループに属している。表現論シンポジウムは伝統的に合宿形式で行われている(今回私は外に宿をとって通ったのだが)。写真は太平洋に面した会場付近からの景色。沖に見える島は鹿島。みなべは梅の産地で、梅干しで有名なこと、近くの田辺は弁慶、南方熊楠、植芝盛平と有名人の出身地であることを行ってから知った。

秋学期(関西学院大学では後期のことをこう呼ぶ)の授業もほぼ中盤ということもあり、出張中の授業は、幾何学IIは中間試験、数式処理演習IIは課題作成とした。先週の水、木、金は上ヶ原キャンパスの学園祭(新月祭)に併せて三田キャンパスも休講だったため、今日は9日ぶりに授業を行った。これから、中間試験の採点、レポートの採点、秋学期後半の授業、研究室学生のゼミ、大学の様々な用事、依頼されている仕事等々、年度末に向けてやるべきことが詰まっている。出張では、研究面で大いに刺激を受けたが、忙しさに紛れて大事なことを忘れてしまうのがいつもの悪いパターンだ。「忙しい」と言い訳して先送りしないでやるべきことをやっていきたい。

日本数学会 秋季総合分科会

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信州大学で開催の数学会に参加するため、松本に滞在している。数学全体の集まりなので、専門分野の研究集会とは違った刺激が得られる。松本駅から信州大学まで 3km ほどの距離、徒歩で40分くらいかかる。上の写真は通りかかった松本城。

私の講演(函数解析学分科会特別講演)「Heckman-Opdam の超幾何関数とその特殊化について」は学会最終日の明日。

日本数学会の大会、松本で始まる 市民向け講演も 信濃毎日新聞(2011年9月29日)

Sekiguchi60

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関口次郎教授(東京農工大学)の還暦記念集会「Weyl群とルート系の数学」 に参加、私も拙い講演とパーティーでのスピーチをさせていただいた。私が数学の研究者になって二十数年あまり、関口先生の研究と何かと関わりがあり、また折に触れて楽しくお話を伺ってきた。集会、パーティーともに関口先生の人柄を反映した暖かい雰囲気であった。主催者の太田さん、西山さんに感謝する。

下のスライドは落合さんによる関口先生の業績紹介のまとめ。

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関西学院大学では、今週から秋学期の授業が始まったが、出張のため休講させてもらった。昨日は台風15号の通過に伴い、被害、大学での会議や授業の中止、公共交通機関への影響などあった。昨日は午後の講演中は暴風雨で、東京大学駒場キャンパス内のパーティー会場への短距離の移動も大変だったが、パーティー終了後は台風は過ぎ去り、止まっていた公共交通機関もほぼ動いていたようで、あまり影響を受けず我々は幸運だったようだ。

岡山

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岡山大学で開催された「代数学シンポジウム」に参加した。トップの写真は、半田山の山麓に建つ岡山理科大学(と付属高校)の龍ノ口山からの眺望。早朝のためか笠井山、金山方面から霧が流れてきている。建物が集中的に建っている姿が印象的だ。3年前まではここに所属していたので感慨深い。

「代数学シンポジウム」が開催された岡山大学は、半田山の麓にある。会場の環境理工学部は、岡山理科大学から坂を下ってすぐのところ、岡山大学の広いキャンパスの隅だが、すぐ近くに新しい生協食堂と購買ができて便利になっていた。下は東工大の黒川信重氏の絶対数学の講演。

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プロフィール

示野信一

Author:示野信一
関西学院大学理工学部数理科学科
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